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ヒルジンについて

殆どドラマは見ないのですが、今シーズンの医龍4はときどき見ています。

たまたま見た回で登場した、ヒルジンを使用した体外循環について、
書きたくなったので久々の日記更新です。

ヘパリンを使うと血液が凝固してしまうHITに対しヒルジンを使う。
これはいいとして。
ヘパリンを使用しての体外循環の場合、プロタミンで拮抗させてACT(活性化凝固時間)
がもとにもどったことを確認する作業があるはずです。
では、ヒルジンはどうしているのか?拮抗薬があるのか?
抗凝固しっぱなしでいいはずはない・・・・

と思い、実際ヒルジンで体外循環を回すなんてあるのか調べてみると・・・

あるようです

どうやら、
・ヒルジンそのものでなく、ヒルジンのリコンビナント製剤(遺伝子組み換え)らしい
・CRIで使用しているらしい
・血中濃度を予測しながら使用するらしい
・日本では認可が下りていないらしい
・犬などの実験では半減期50-60分らしい
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10890473
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17546553
http://www.amsect.org/sections/education/documents/PDF/Anticoag_Hirudin_2000_Webb.pdf
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7112494

テレビでは、麻酔担当の荒瀬先生は普通に静注していたような・・・
それでも、海外で使用するのは本当なんですね。
勉強になりました。

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